PR

愛用中の製品やサービス、個人的に欲しい物やおすすめな物を気まぐれで紹介するコーナーです。

Xiaomi 14 Ultra (Photography-Kit付属)

最もカメラなスマートフォン。

Galaxy Tab S9 Ultra (5G)

防水&モバイル通信対応な大画面タブレット、唯一無二。

GPD Pocket3 Ultimate版

どこへ行くのも一緒。ちょうど良いサイズの高性能で多機能なUMPC!

ROG Zephyrus G16 GU605MV icon

重量2kg切りのゲーミングノートPC!

麻倉もも

(o・∇・o)おすすめだよ~

10mの延長を目論み、ケーブルはどれを使おうか。Oculus Quest 2をお迎えする準備。

投稿日:2020年10月8日
カテゴリ:Gadget
タグ:, , , , , , ※当サイトはWeb広告を導入しております。

追記(2020.11.27)
実機「Quest 2」と、本記事で紹介しているケーブルの他、計10種のUSBケーブルを公式ツールやVRゲームで検証しました。
本記事の続き的な立ち位置になります。

追記(2020.11.27)
「Quest 2」を無事購入し、詳細をレビューしました。
本体の詳細やセットアップについて、お勧めのゲームや録画や配信系までと、かなり詳細にレビューしたのでこちらも読んで頂けると嬉しいです。

追記:
2021年8月24日に、ストレージ容量128GBの「Oculus Quest 2」が発売されました。
お値段は従来の64GBと同じで、64GBは終売となります。
これに合わせ、本記事も一部修正しました。

話題沸騰中の「Oculus Quest 2」。
圧倒的コスパを実現した、単体でもPC接続(Oculus Link)でも使えるVRヘッドセット(HMD)です。

このPC接続は、PCとHMDをUSBケーブルでつなぐことで使用可能となります。
ただし、高解像度なHMDな為、多くの通信帯域と安定的な接続が必須となります。

そして、管理人の目論みは自室のメインPCを使って隣室の広いリビングで遊ぶこと。その為には、10m以上の延長が不可欠。

そんな、高度な要求に耐えうるUSBケーブルを選定。事前に入手、検証しておくことで、「Oculus Quest 2」の入手と共にいち早く遊べるようにしておこう。
という事前検証の記事になります。

選定・入手したケーブル

ネットで調べまくりました。
公式サイトやレビューなどを読み漁りました。

それから、使う環境や製品スペックを考慮し、以下のケーブルたちを購入しました。

今回購入したケーブルは計3つで、そのうち2つが「USB 3.2 Gen 1x1 Type-A to C (5Gbps)」のケーブルで、PCまたはリピーターケーブルと「Oculus Quest 2」をつなぐ為のケーブル。残り1つがPCと「USB 3.2 Gen 2x1 Type-A to C」のケーブルまでをつなぎ、隣の部屋まで延長用のリピーターケーブルです。いずれも「USB 3.2 Gen 1x1 (5Gbps)」を満たしており、公式「Oculus」の推奨する「USB 3」のポテンシャルを規格上満たしています。

USBは規格の呼び方が様々飛び交っていますが、ここで推奨されている帯域は「5Gbps」のケーブルです。「USB 3.2 Gen 1x1」や「USB 3.1 Gen 1」、「USB 3.0」など呼ばれ方は様々ですが、どれも同じ帯域のケーブルを指します。この記事では「USB 3.2 Gen 1x1」という表記で統一します。

順に紹介していきます。
1つ目は公式のOculusが、サードパーティ製のケーブルで推奨しているAnkerの「A8167011」です。「USB 3.2 Gen 1x1 Type-A to C (5Gbps)」で長さ3mのケーブルです。

Oculus from Facebook

Oculus Linkの互換性

2つ目は、Amazonで見つけた「KIWI design」というよくわからんメーカーのケーブルです。型番も載ってなくよくわかりません。
ただ、安くてType-C側がL字になっているという特徴があり、レビューなどを見る感じ、試してみる価値はありそうと踏み、購入してみました。

3つ目は、サンワサプライさんのアクティブリピーターケーブル「KB-USB-R310」です。USB 3.2 Gen 1x1で10mという規格外な長さは、途中にリピーターチップを入れることで実現されています。セルフパワー、バスパワー共に対応しており、ACアダプターが付属してきます。

各部の計測・チェック

ここでも先程までと同じ順で、細かい部分をチェックしていこうと思います。

以下の画像は、Anker「A8167011」のケーブルの太さを計測したものです。素材的に多少伸縮性から誤差もありそうですが、一応実測5.6mmでした。

以下の画像は、KIWI designのケーブルの太さを計測したものです。素材的に多少伸縮性から誤差もありそうですが、一応実測5.8mmでした。

続いては、上記2製品のType-C側の端子付近を撮影したものになります。

Ankerの方がストレート、KIWI designがL字になります。HMDに接続する際は、ケーブルを背中側に逃がしたいので、しっかりと動けばKIWI designのL字を使いたいです。信頼性含め保証的な意味でAnkerの方も買っておきました。

以下の画像は、サンワサプライ「KB-USB-R310」のケーブルの太さを計測したものです。素材的に多少伸縮性から誤差もありそうですが、一応実測6.4mmでした。こちらは少し太めですが、HMDからは、少し離れた中間のケーブルなので、気になることはないでしょう。(むしろ、太くて断線やノイズに強い方が良い。)

また、こちらのアクティブリピーターケーブルは、前述の通りケーブル途中にチップ内蔵の為の箱があります。また、先端にも同じ箱がありますが、こちらには電力供給用のACアダプター接続の穴が開いています。接続先の製品が電力不足になるようであれば、使うと良いでしょう。

付属していたACアダプターです。出力は5V/2Aでした。

性能チェック

この節では、サンワサプライ「KB-USB-R310」の性能チェックをしていきます。いくらリピーターチップを使っているとはいえ、10mもの延長とそれより先に3mの通常のUSB Type-A to Cケーブル、最後にHMDという構成はかなりの安定性を要求されます。理屈上は行けるはずですが、事前に「KB-USB-R310」と外付けSSDを用いて、延長による速度の低下や安定性をチェックしておきます。

外付けSSDは、以前にレビューをしたSilverStone「MC09C」を用います。こちらもSSDということで、接続先の要求帯域は大きく安定性も重要になってくるはずです。

また、計測する為のPCは、「Oculus Quest 2」でも使用予定な管理人のメインPCを使用しました。構成は以下の通りで、ケースのフロントとリア(M/B直)の「USB 3.2 Gen 1×1 Type-A」に接続し、計測しました。

メインPC
パーツ名 メーカー名「商品名/シリーズ名等」
型番
備考
OS Microsoft「Windows 10 Pro 64bit」
CPU AMD「Ryzen Threadripper 2920X」
YD292XA8AFWOF
12Cores 24Threads / 3.5GHz up to 4.3GHz
CPUクーラー Noctua
NH-U14S TR4-SP3
グラフィックス PowerColor「Radeon RX 5700 Graphics」
AXRX 5700 ITX 8GBD6-2DH
1465MHz up to 1625MHz / GDDR6 8GB
メモリ Crucial「Ballistix Sport LT」
BLS8G4D240FSCK
DDR4-2400MHz 8GB
※バラ購入、4枚で計32GB
マザーボード ASRock「Taichi」
X399M Taichi
Micro ATX / TR4 / X399
SSD Western Digital「BLUE」
WDS500G2B0A
2.5inch / SATA / 500GB
電源ユニット Super Flower「LEADEX III GOLD ARGB」
SF-850F14RG
80PLUS GOLD / 850W
ケース CORSAIR「Carbide 275R Tempered Glass White」
CC-9011133-WW

計測には、以下のようにストレージのベンチマークテスト「CrystalDiskMark 7.0.0」を用いました。

始めに、ケースのフロントの端子に接続して計測をしようと思ったのですが、結論を先に書きます。計測をやめました。

理由は、不安定だったからです。
普通に最後まで計測出来る時もあったのですが、途中から計測できなくなり数値が0のまま終了したり、「CrystalDiskMark 7.0.0」のStopボタンも効かなくなったりすることがあった為、計測自体をやめました。これで数値をとったとしても、HMDとの接続が途切れるようでは、遊んでられないのでフロントは使わないという判断に至りました。

マザーボードへ直に接続できるリアの端子は、何度計測しても安定していました。
1枚目が延長ケーブル「KB-USB-R310」を使わずに外付けSSD「MC09C」を説測した場合。2枚目が、「KB-USB-R310」を使用し、10m延長した先に「MC09C」を接続した場合です。

多少、速度は落ちていますが、そこまで大きな差もなく実用的な範囲だと思います。
因みに、ACアダプターを接続した場合も計測しましたが、ACアダプターの有無では速度の差は出ませんでした。(消費電力が物凄く少ないSSDはバスパワーで十分動作しますし当たり前)

最後に、おまけで外付けSSDとM/Bは対応している「USB 3.2 Gen 2×1 Type-A」の10Gbps対応端子でも計測してみました。
延長ケーブルの「KB-USB-R310」は、5Gbpsまでの製品なので、差が出るとするとM/B内の配線(距離)やノイズ対策くらいだとは思いますが、速度が"速くなる"というよりも"低下幅が少なそう"という理由で計測してみました。
1枚目が延長ケーブル「KB-USB-R310」を使わずに外付けSSD「MC09C」を直接、接続した場合。2枚目が、「KB-USB-R310」を使用し、10m延長した先に「MC09C」を接続した場合です。(1枚目は、MC09Cレビュー時の画像です。)

予想通り、多少ではありますが「Gen 1×1」より「Gen 2×1」で接続した方が速い結果となりました。よって、「Oculus Quest 2」を「Oculus Link」で接続する際は、こちらの接続方式で運用しようと思います。

まとめ

1世代目のOculus Questよりも、2世代目のOculus Quest 2では、解像度が約1.5倍も増加しています。また、今後のアップデートにてリフレッシュレートが72Hzから90Hzへ対応する予定もあるとのことです。

これにより、旧世代より必要な通信帯域はかなり増加しているはずなので、Oculus Quest 2を受けとって確認してみないことには、サードパーティ製のUSBケーブルの実用性は分かりませんが、現状で判断可能な範囲までは、ある程度上記の検証で切り分けが出来たと思います。ひとまず、「PC」-「KB-USB-R310」-「KIWI designのケーブル」-「Oculus Quest 2」で試してみて、「KIWI designのケーブル」がダメそうなら、「PC」-「KB-USB-R310」-「AnkerのA8167011」-「Oculus Quest 2」で接続しようと思います。

入金予約は9月の内に済ませてあるので、Oculus Quest 2発売日の受け取りが楽しみです。
肝心の「Oculus Quest 2」自体のレビューもなるべく早くするつもりです。

追記(2020.11.27)
「Quest 2」を無事購入し、詳細をレビューしました。
本体の詳細やセットアップについて、お勧めのゲームや録画や配信系までと、かなり詳細にレビューしたのでこちらも読んで頂けると嬉しいです。

追記(2020.11.27)
実機「Quest 2」と、本記事で紹介しているケーブルの他、計10種のUSBケーブルを公式ツールやVRゲームで検証しました。
本記事の続き的な立ち位置になります。

次の記事

「Oculus Quest 2」レビュー。このHMDはVRの普及に大きく貢献するだろう。

投稿日:2020年11月6日
カテゴリ:Gadget
タグ:Facebook, HMD, Meta, Oculus, Quest 2, VR, レビュー

「Oculus Quest 2」を発売日ゲットしてきました! というのも、このHMDは予約の時点でも発売日に入手出来るか怪しいくらい注目を浴びていたのです。 HMD単体でもPC接続でも使用でき、圧倒的スペックながら破格の3万円代で購入可能! そんなHMDをレビューします。誰もがVRの世界に飛び込める時代の幕開けです。

前の記事

「RX5700 ITX 8GB GDDR6」をレビュー。ITXサイズでトップクラスの性能を誇るRadeonグラフィックスカード。

投稿日:2020年10月5日
カテゴリ:PC
タグ:AMD, Mini-ITX, PowerColor, Radeon, RX 5700, グラフィックスカード, レビュー

どうも小さなPCパーツが大好きな管理人です。日本専売で登場したPowerColor「RX5700 ITX 8GB GDDR6」を購入しました。Mini-ITXとほぼ同じ長さの175mmです。ただ小さいだけではなく、WQHD解像度をターゲットにした「RX5700」です。そんな、小さくてかわいいグラボのレビューです。

コメント

コメントフォーム

コメント

内容に問題がなければ、下記の「コメントを送信する」ボタンを押してください。

おすすめ記事

「推し」の「CD」を「ディスプレイ」しませんか?「GB-OCD」を用いたCDの飾り方をご紹介。

投稿日:2024年5月24日
カテゴリ:雑記
タグ:オタク, クイックレビュー, グッズ, 整理整頓

買ったCDは聴くだけじゃ勿体ない!素敵なジャケットをいつでも見られるように飾りましょう。あなたも「推し」の「CD」を「ディスプレイ」しませんか?

【B2ポスター保管術】美しくスマートに収納する方法を思い付いたので、共有したいと思います。

投稿日:2021年11月23日
カテゴリ:雑記
タグ:オタク, グッズ, 整理整頓

今回、ご紹介する収納方法は、厚紙とクリアカバーの組み合わせにより、折れたり傷ついたりもせず、ひと目で中身もしっかり確認出来ます。それにスカートハンガーを組み合わせる事で、あらゆるものに引っ掛けらるようになります。汎用性抜群です。是非、大切なポスターが折れたり傷ついたりする前に、この収納方法を試してみて下さい。

【4Kゲーム&4K配信】ATXマザー対応の小型ケース「Q500L」で友人のハイエンドPCを自作する。

投稿日:2022年1月17日
カテゴリ:PC
タグ:Intel, NVIDIA, 検証, 自作PC

昨年末、友人の自作PCの製作で自作PCの先生をした記事になります。 パーツの選定、組み立ての補助、各種セットアップまで行っています。 友人の要望は「小さくてよく冷える、高画質でゲームも配信もこなせる高性能PC」。 要望盛り沢山ではありましたが、そんな理想のPCが作られていく様子をお届けします。

「Oculus Quest 2」レビュー。このHMDはVRの普及に大きく貢献するだろう。

投稿日:2020年11月6日
カテゴリ:Gadget
タグ:Facebook, HMD, Meta, Oculus, Quest 2, VR, レビュー

「Oculus Quest 2」を発売日ゲットしてきました! というのも、このHMDは予約の時点でも発売日に入手出来るか怪しいくらい注目を浴びていたのです。 HMD単体でもPC接続でも使用でき、圧倒的スペックながら破格の3万円代で購入可能! そんなHMDをレビューします。誰もがVRの世界に飛び込める時代の幕開けです。

関連記事

秋葉原で売っていたジャンクのノートPC用パネルを蘇らせる。第二の人生は外付けディスプレイだ。

投稿日:2020年9月21日
カテゴリ:Gadget
タグ:,

今回は少し前に秋葉原のツクモで売られていていた、ジャンクのノートPC用パネルを激安外付けディスプレイへと生まれ変わらせたというお話になります。 外付けディスプレイの作成には、パネルの他に「LCD Board」や「eDP Cable」が必要です。 本文では、それぞれの入手方法や過程、動作検証まで解説していきます。

比較、検討、検証。散々迷った末に買った加湿器「HD-RXT521」レビュー。

投稿日:2021年11月18日
カテゴリ:Gadget
タグ:, , , ,

2021年、初冬。私は空気の乾きに襲われていた―――。 このままでは、喉が死んでしまう...っ! という事で、めちゃくちゃ下調べして、めちゃくちゃ悩んで、これだ!という加湿器を買ってきました。 この記事では、加湿の方法の違いを解説しながら、買った加湿器のレビューや条件別でお勧めの加湿器を紹介を出来たらな、と思います。

「Oculus Link」実機検証。7種+α3種のUSBケーブルを公式ソフトでテスト。延長用のリピーターケーブルも追加検証。

投稿日:2020年11月27日
カテゴリ:Gadget
タグ:, , , , , ,

無事、「Oculus Quest 2」を手に入れた管理人。 事前準備もあり、快適にVRを楽しんでいました。ふと、ガジェットだらけの自室を見渡すと、「Oculus Link」に使えそうなUSBケーブルがあっちにもこっちにも。 これからケーブルを用意する方の参考にもなるかなと思い、実機と公式ソフトにて検証してみました。

「P30 Pro」をレビュー。このスマホ、月が撮れて、PCライクにも、決済にも使えて、電話も出来るんです。

投稿日:2020年9月7日
カテゴリ:Gadget
タグ:, ,

スマホを買い替えました。「ここまで楽しいスマホは初めてです。」 このスマホのウリは何と言っても、カメラ性能です。手持ちで月が撮れてしまうレベルです。 カメラにばかり目が行きがちですが、PCモードやスマートリモコン、その他多くの面白い機能が満載です。詳しくは本文で。 2か月くらい使い倒したので、詳細にレビューします。

人気記事